コラム
バイパス樋とは?
ノコギリ屋根・工場の谷樋オーバーフローを屋根上で解決する方法
◇工場や倉庫は稼働中でも暑さ対策できる?
工場や倉庫では、ゲリラ豪雨や集中豪雨の際に、谷樋から雨水があふれる「オーバーフロー」が発生することがあります。
特に、屋根面積が広い工場や、複数の屋根が連続するノコギリ屋根では、雨水が特定の谷樋に集中しやすく、既存の排水能力を超えてしまうケースがあります。
こうした谷樋のオーバーフロー対策の一つとして知られているのが、「バイパス樋」です。
この記事では、バイパス樋の仕組みやノコギリ屋根との関係、谷樋がオーバーフローする原因、さらにバイパス樋以外の対策について解説します。
◇バイパス樋とは?
バイパス樋とは、既存の谷樋に集中する雨水の一部を、別の排水経路へ分散させるための排水設備です。
工場や倉庫の屋根では、広い屋根面に降った雨水が谷樋に集まり、竪樋を通って地上へ排水されます。
既存の排水経路とは別に新たな排水経路を設け、雨水の一部を別ルートへ分散させることで、既存の排水設備への負担を軽減します。
◇バイパス樋はノコギリ屋根のオーバーフロー対策にも
工場などで見られるノコギリ屋根は、傾斜した屋根面と立ち上がり面が連続する、ギザギザした形状が特徴の屋根です。
工場は屋根面積が大きく、短時間の豪雨では処理する雨水の総量も多くなります。ノコギリ屋根では、各屋根面に降った雨水を谷樋で受けて排水するため、谷樋の断面や竪樋の径・本数・配置によっては、集中豪雨時に排水能力が不足することがあります。
そのため、屋根形状だけでなく、谷樋が受け持つ屋根面積や雨水の流れ、谷樋・竪樋の排水能力を確認したうえで、適切な排水対策を検討することが重要です。
バイパス樋は、そのような排水対策の一つとして検討される方法です。
◇バイパス樋は特許技術です
ここで注意したいのが、「バイパス樋」という名称の特定の技術についてです。
バイパス樋は綿半ソリューションズ株式会社の特許技術です。当社の工法ではありません。
そのため、バイパス樋という特定の製品・工法を、当社独自の工法であるかのようにご案内するものではありません。
一方で、工場の谷樋オーバーフロー対策には、バイパス樋以外にもさまざまな方法があります。
◇ バイパス樋以外にもある工場の谷樋オーバーフロー対策
工場や倉庫の排水対策には、次のような方法があります。
① 既存の雨樋を清掃する
ゴミや土砂などの詰まりが原因で排水能力が低下している場合は、清掃によって本来の排水能力を取り戻せることがあります。
② 谷樋・雨樋を修理・交換する
腐食や破損、劣化が原因の場合は、谷樋や雨樋の修理・交換を検討します。
ただし、単純に排水能力が不足している場合は、交換だけでは十分な対策にならないこともあります。
③ 竪樋を増設・大型化する
竪樋の径や本数が不足している場合は、竪樋を増設したり、サイズを変更したりすることで排水能力を高めます。
④ 排水経路を追加する
既存の排水経路だけでは雨水を処理しきれない場合は、新たな排水経路を設けて雨水を分散させる方法があります。
⑤ 屋根面で雨水を分散する
屋根の形状や排水計画によっては、屋根面で雨水の流れを分散させる方法も検討します。
◇ 排水対策を検討するときに確認したいポイント
適切な対策には、屋根と排水設備の状態確認が欠かせません。
屋根面積・屋根形状
屋根にどれくらいの雨水が集まるのかを確認します。
屋根面積が大きいほど、短時間に大量の雨が降った際に排水設備へ流れ込む雨水も多くなります。
また、ノコギリ屋根など、雨水が特定の谷部に集中しやすい形状の場合は、その流れも確認する必要があります。
谷樋の断面
谷樋にどれだけの雨水を流すことができるのかを確認します。
竪樋の径・本数
谷樋に集まった雨水を、十分な量だけ地上へ排出できるかを確認します。
降雨強度
想定される降雨量に対して、現在の排水設備で対応できるかを検討します。
◇ 雨漏りしていなくても、谷樋の状態を確認しましょう
大雨のたびに谷樋から雨水があふれる場合、既存の排水設備に余裕がない可能性があります。
特に、次のような場合は一度、屋根と排水設備の状態を確認することをおすすめします。
- 大雨のときに谷樋から水があふれた
- 雨樋から大量の水が落ちていた
- ゲリラ豪雨の後だけ雨漏りする
- 工場の屋根面積が大きい
- ノコギリ屋根など複雑な屋根形状になっている
- 谷樋や竪樋の老朽化が進んでいる
- 過去に雨樋の詰まりがあった
雨漏りが発生してから対策するのではなく、予防保全の観点から排水設備を確認しておくことも重要です。
◇ OKルーフでは建物に応じた排水対策を検討します
OKルーフでは、バイパス樋だけに限定せず、建物の状況に応じた排水対策をご提案・施工しています。
工場の谷樋オーバーフロー対策を検討する際には、
- 屋根面積
- 谷樋の断面
- 竪樋の径・本数
- 屋根形状
- 雨水の流れ
- 降雨強度
などを確認し、既存の排水設備にどの程度の負担がかかっているのかを考えます。
そのうえで、既存樋の増強、排水経路の追加、屋根面での雨水分散など、建物に応じた方法を検討します。
◇まとめ
工場や倉庫では、短時間に大量の雨が降ると、屋根から集まった雨水が谷樋や竪樋の排水能力を超え、オーバーフローすることがあります。
特に屋根面積の大きな工場やノコギリ屋根では、雨水の流れや排水能力を確認したうえで対策を検討することが重要です。
バイパス樋は、雨水を別の排水経路へ分散させ、既存の排水設備への負担を軽減する対策の一つです。
ただし、建物の状況によって適した対策は異なります。
OKルーフでは、屋根面積、谷樋断面、竪樋径・本数、屋根形状、降雨強度などを確認し、建物に応じた排水対策をご提案・施工しています。
大雨の際の谷樋のオーバーフローや、工場・倉庫の排水について気になることがあれば、雨漏りが発生する前にご相談ください。
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- OKルーフはどんな屋根でも対応しています。住所を頂けましたらGoogleMapで確認させて頂きます。お写真送っていただいても結構です。 屋根の種類に合わせて最適なご提案を致します。
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-
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屋根が飛ばされたりすることもあり、原因や問題個所は様々です。
まずは原因を知りたいという方には、現地で屋根のプロが確認いたします。
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